キャリアコンサルタント試験の受け方完全ガイド|申込〜合格発表・登録までの流れと試験日程試験・勉強法

キャリアコンサルタント試験の受け方完全ガイド|申込〜合格発表・登録までの流れと試験日程

公開日:2026/09/02

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キャリアコンサルタント試験は年3回、日本キャリア開発協会(JCDA)とキャリアコンサルティング協議会(CC協議会)という2つの指定試験機関が実施しています。受験料は学科試験8,900円・実技試験29,900円の合計38,800円(税込)、合格後の登録費用は登録免許税9,000円と登録手数料8,000円の合計17,000円(税込)です。

ボードに貼られた付箋
Photo: Daria Nepriakhina / Unsplash

本記事執筆時点(2026年9月)で、これから新規に申し込める直近の試験は2027年3月7日実施の第34回で、申込期間は2026年12月上旬からです。この記事では、受験資格の確認から申込、試験当日、合格発表、そして合格後の登録手続きまでの流れを、実際の年間スケジュールに沿って一通り整理します。

この記事でわかること

項目結論
今から申し込める試験第34回(2027年3月7日実施)。申込期間は2026年12月上旬から
費用の目安受験料38,800円(税込)+合格後の登録費用17,000円(税込)
見落としやすい注意点合格しても登録は5年以内に。超えると更新講習相当の受講が必要になる

キャリアコンサルタント試験の全体像

まず試験制度の骨格を押さえておきます。

  • 年3回、おおむね3月・7月・11月に実施される
  • 実施団体はJCDAとCC協議会の2つ。学科試験は共通問題だが、実技試験(論述・面接)は出願した団体ごとに内容が異なる
  • 学科・実技は個別に受験でき、一方に合格すればその合格に有効期限はない(同時に受からなくても、片方ずつ合格を積み重ねられる)
  • 合格後は「登録」して初めて「キャリアコンサルタント」を名乗れる名称独占資格

どちらの団体で実技を受けるべきかは、出題傾向や自分の得意分野との相性で変わってきます。判断材料は以下の記事で詳しく比較しています。

関連記事キャリアコンサルタント試験はJCDAとCCCどっちで受験すべき?違いを徹底比較キャリアコンサルタント試験の実技をJCDAとキャリアコンサルティング協議会(CCC)のどちらで受けるか迷っている人向けに、出題傾向・合格率の傾向・選び方の判断軸を整理して解説します。公開日:2026/08/21

ステップ1:受験資格を満たしているか確認する

試験に申し込む前に、まず受験資格を満たしているかを確認します。キャリアコンサルタント試験の受験資格は主に次の3ルートです。

  • 厚生労働大臣が認定する養成講座を修了する
  • キャリアコンサルティングの実務経験が3年以上ある
  • キャリアコンサルティング技能検定1級・2級に合格している

未経験から目指す人の多くは、実務経験の証明が難しいこともあり、養成講座を修了するルートを選んでいます。養成講座は厚生労働大臣が定める150時間のカリキュラムで、修了と同時に実技試験の対策も並行して進められるのが特徴です。

3つのルートの詳しい違いや、実務経験としてカウントされるか判断に迷うケースについては、以下の記事で個別に整理しています。

関連記事キャリアコンサルタントの受験資格を徹底解説|実務経験3年 vs 養成講座、どちらを選ぶべきかキャリアコンサルタント試験の受験資格3ルート(実務経験3年・養成講習修了・技能検定合格)を徹底解説。実務経験としてカウントされるか迷うケースのQ&Aと、実務経験ルート・養成講座ルートの比較表で自分に合う選び方がわかります。更新日:2026/09/24

未経験から養成講座を使って受験資格を得る場合、150時間のカリキュラムを消化するのに数か月かかります。次に受けたい試験回から逆算して講座を選ぶ必要があるため、たとえばリカレントのキャリアコンサルタント養成講座のように、実技対策までカリキュラムに含まれた講座を候補にしておくと、受験資格の取得と試験対策を同時に進めやすくなります。

ステップ2:試験日程を確認して受験回を決める

  • 直近2回分の日程をJCDA・CC協議会横並びで確認する
  • 面接日程・申込締切は団体によって数日ずれる点に注意する
  • 受験できる試験地区も団体によって異なる

受験資格を確認したら、次はどの回で受験するかを決めます。ここが最も情報が分散しやすい部分なので、直近2回分の日程を1枚の表にまとめました。

目覚まし時計
Photo: Towfiqu barbhuiya / Unsplash

統合スケジュール表(第33回・第34回)

第33回第34回
学科・論述試験日(JCDA・CC協議会共通)2026年11月1日(日)2027年3月7日(日)
面接試験日(JCDA)11月7日・8日・14日・15日3月13日・14日・20日・21日
面接試験日(CC協議会)11月7日・8日・13日・14日・15日・21日・22日3月12日・13日・14日・20日・21日・22日・27日
申込期間(JCDA)2026年8月17日〜8月31日2026年12月9日〜12月23日
申請受付期間(CC協議会)2026年8月17日〜8月28日2026年12月11日〜12月22日
合格発表(JCDA予定・CC協議会)2026年12月16日(水)2027年4月20日(火)

※本記事の公開時点(2026年9月2日)では、第33回の申込期間はすでに終了しています。新規に申し込める直近の試験は第34回(学科・論述2027年3月7日)で、申込期間は2026年12月上旬からです。

表からわかるとおり、学科・論述の試験日は両団体とも同日ですが、面接の実施日と申込締切は団体によって数日ずれています。どちらの団体で出願するか決めたうえで、申込締切を必ず個別に確認してください。

なお、上記の日程・金額は本記事執筆時点(2026年9月)の情報です。試験団体側の都合で日程や手数料が変更される場合もあるため、実際に申し込む前に必ずJCDA・CC協議会それぞれの公式サイトで最新の受験案内を確認してください。

試験地区も団体によって違う

受験できる会場(試験地区)も、団体によって微妙に異なります。

JCDAの試験地区CC協議会の試験地区
札幌・仙台・東京・金沢・名古屋・大阪・広島・福岡・沖縄札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄(面接試験は大宮も追加)

JCDAには金沢がありCC協議会にはない、逆にCC協議会には高松がありJCDAにはない、という違いがあります。北陸や四国にお住まいの場合は、居住地からの通いやすさが団体選びの判断材料の一つになり得ます。

ステップ3:受験申込みをする

申込方法にも団体ごとに違いがあります。

ノートPCで入力する人
Photo: Kaitlyn Baker / Unsplash
項目JCDACC協議会
申込方法Web申請、またはWeb+郵送申請(書類提出のみ郵送)Web申請、または郵送申請のいずれか一方
受験手数料(学科)8,900円(税込)8,900円(税込)
受験手数料(実技)29,900円(税込)29,900円(税込)
学科・実技両方38,800円(税込)38,800円(税込)

受験手数料は両団体とも同額です。ただし申請方法の細部(Web完結か、書類の一部郵送が必要かなど)は回次ごとに変わることがあるため、実際に申し込む際は必ずJCDA・CC協議会それぞれの受験案内で最新の手順を確認してください。

養成講座費用や登録費用まで含めた資格取得の総額を把握しておきたい場合は、以下の記事にまとめています。

関連記事キャリアコンサルタントの資格取得にかかる費用はいくら?養成講座・試験・登録までまるごと解説キャリアコンサルタント資格の取得費用を、養成講座の受講料・受験料・登録費用まで整理。通学/オンライン/通信の違いや教育訓練給付制度も解説します。更新日:2026/09/25

養成講座の受講には、対象講座であることと本人の雇用保険加入期間などの受給要件を満たすことを条件に、専門実践教育訓練給付制度による費用の一部支給を利用できる場合があります。制度の仕組みや受給要件は、教育訓練給付制度を解説した記事で詳しく整理しています。

ステップ4:試験当日の出題形式

学科試験・実技試験の出題形式は、次のとおりです。

鉛筆
Photo: Daniel Shapiro / Unsplash
学科試験実技試験
出題形式四肢択一マークシート・50問論述(記述式)+面接(ロールプレイ・口頭試問)
試験時間100分論述50分/面接20分(ロールプレイ15分・口頭試問5分)
満点100点(2点×50問)150点
合格基準70点以上90点以上、かつ論述は配点の40%以上、面接は「態度」「展開」「自己評価」の各区分で40%以上

学科試験の対策方法や四肢択一の解き方のコツは、学科試験対策の記事で詳しく扱っています。

実技試験は論述と面接の両方で基準点をクリアする必要があり、学科より難易度が高いとされています。論述の書き方や面接(ロールプレイ)でよくある失敗パターンについては、実技試験対策の記事にまとめています。

ステップ5:合格発表と合格基準

夕焼け空の下、高台に立つ人のシルエット
Photo: Benjamin Davies / Unsplash

合格発表は、それぞれの試験実施団体のWebサイトで受験番号によって確認する形が一般的です。合格基準は前述のとおり、学科は70点以上、実技は150点満点中90点以上(かつ各区分で40%以上)です。

学科・実技を通した合格率の傾向や、試験全体としての難易度感を把握しておきたい場合は、試験の難易度を解説した記事で数値とあわせて確認できます。

ステップ6:合格後の登録手続き

  • 登録して初めて「キャリアコンサルタント」を名乗れる(名称独占資格)
  • 登録費用は登録免許税9,000円+登録手数料8,000円=合計17,000円(税込)
  • 登録ルートはオンライン申請・郵送申請の2パターン
  • 登録申請から登録証交付までおよそ2か月かかる

学科・実技の両方に合格しても、それだけでは「キャリアコンサルタント」を名乗ることはできません。国家資格キャリアコンサルタントWEB登録センターに登録申請を行い、登録証が交付されて初めて正式に資格を名乗れます。

登録にかかる費用は、登録免許税9,000円(収入印紙)と登録手数料8,000円(非課税)を合わせた合計17,000円(税込)です。登録の方法は次の2ルートがあります。

ルート手続きの流れ
オンライン申請マイナンバーカードの電子証明書を使ってマイページから申請→審査完了メールを受信→登録手数料をクレジットカードまたはコンビニで決済
郵送申請申請書類に収入印紙9,000円を貼付、登録手数料8,000円を銀行振込、必要書類一式を簡易書留で郵送
1 学科・実技試験に合格 試験団体から合格通知を受け取る 2 登録申請を行う オンライン申請または郵送申請を選ぶ 3 登録免許税・手数料の納付 合計17,000円。納付時期は申請方法で異なる 4 登録審査・登録簿への登録 提出書類の内容が確認される 5 登録証の交付 申請から交付までおよそ2か月
合格後の登録手続きの流れ(登録証交付まで約2か月)

登録申請から実際に登録証が交付されるまでは、およそ2か月かかります。すぐに資格を名乗って仕事を始めたい場合は、このタイムラグも見込んでおく必要があります。

見落としやすい注意点:登録は合格後5年以内に

ここは他の解説記事ではあまり触れられていない、実務上の重要なポイントです。

登録そのものに期限はありません。ただし、試験合格後5年以内に登録すれば追加の講習は不要ですが、5年を超えてから登録しようとすると、登録前に更新講習相当(知識講習8時間以上・技能講習30時間以上)の受講が必要になります。

「合格したのですぐに働くわけではないから、登録は落ち着いてから」と後回しにしていると、気づかないうちに5年を過ぎてしまうことがあります。合格後すぐに実務で使う予定がなくても、早めに登録を済ませておくのが無難です。

登録後も、資格を維持するには5年ごとに更新講習を受ける必要があります。更新の中身や費用の目安については、更新講習を解説した記事で詳しく扱っています。

受験までの逆算スケジュールの考え方

未経験から養成講座で受験資格を得る場合、次のような逆算でスケジュールを組む必要があります。

  1. 受けたい試験回(学科・論述試験日)を決める
  2. 養成講座のカリキュラム(150時間、通学スタイルなら数か月単位)の修了時期から逆算して、講座の入学時期を決める
  3. 講座修了後、余裕を持って実技対策(論述・面接練習)の期間を確保する

たとえばリカレントのキャリアコンサルタント養成講座は、厚生労働大臣が定める150時間の全カリキュラムを講師から直接学ぶ通学スタイルを軸に、通学とフルオンラインを選べる受講形式や、平日・夜間・土日といった複数のコースを用意しています。働きながら受講する場合、無理のないコース選びと受験回からの逆算がとくに重要になります。

なお、こうした養成講座は専門実践教育訓練給付制度の対象になっている場合があり、対象講座であることと本人の雇用保険加入期間などの受給要件を満たせば、学費の一部について国からの支給を受けられることがあります。ただし支給は無条件ではなく、あくまで対象講座かつ受給資格を満たす場合に限られる点に注意してください。制度の詳細は以下の記事で解説しています。

関連記事キャリアコンサルタントの教育訓練給付制度とは?対象区分・支給額・申請手続きをわかりやすく解説キャリアコンサルタント養成講座で使える教育訓練給付制度を解説。一般・特定一般・専門実践の違い、雇用保険の受給要件、支給額の目安、申請手続きの流れまで整理します。更新日:2026/09/26

まとめ

キャリアコンサルタント試験は年3回、JCDAとCC協議会という2つの団体が実施しており、学科は共通問題、実技は団体ごとに内容が異なります。受験料は学科・実技合わせて38,800円(税込)、合格後の登録費用は17,000円(税込)です。

本記事執筆時点(2026年9月)で新規に申し込める直近の試験は、2027年3月7日実施の第34回で、申込期間は2026年12月上旬からです。受験資格の確認、試験回の決定、申込、試験当日、合格発表、そして登録という一連の流れの中で、とくに見落としやすいのが「合格後5年以内の登録」という期限です。合格して満足するのではなく、登録まで済ませて初めて資格を名乗れることを忘れないようにしましょう。

未経験から受験資格を得るために養成講座を検討している場合は、受けたい試験回から逆算して講座選びを進めることが重要です。

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