目次
- この記事でわかること
- リカレントのオンライン受講には「2種類」ある
- ① オンラインクラス(リアルタイム受講)の中身
- ② 「ライブ通信講座」は通信講座ではあるが、通学が必要
- 通学クラスとオンラインクラスの違いを5つの軸で比較
- オンライン受講が向いている人・向いていない人
- 「オンライン中心で進めたい」なら日本マンパワーも比較対象になる
- 申し込み前に確認しておきたい4つのこと
- よくある質問
- Q. オンラインで受講しても、国家資格の受験資格は同じですか?
- Q2. リカレントの「ライブ通信講座」なら、家から一歩も出ずに修了できますか?
- Q3. オンライン受講だと実技試験に不利になりませんか?
- Q4. オンラインクラスでも教育訓練給付制度は使えますか?
- Q5. オンラインと通学、費用は変わりますか?
- まとめ
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結論から言うと、リカレントのキャリアコンサルタント養成講座はオンラインで受講できます。教室に通うか、オンラインでリアルタイムに学ぶかを選べる設計になっており、平日午前・午後のクラスに加えて夜間クラスも用意されています。
ただし、ここで一つ注意点があります。リカレントには「オンラインっぽい選択肢」が2つあり、片方は全国のスクーリング会場への通学が前提になっています。名前が似ているため、「通信講座を申し込めば家から一歩も出ずに修了できる」と思い込んだまま申し込むと、想定外の通学が発生します。
この記事では、リカレントの2つのオンライン選択肢の違いを整理したうえで、通学クラスと比べて何が変わるのか、そして「どうしてもオンライン中心で進めたい」場合にどう考えればよいかまでを解説します。
この記事でわかること
| 項目 | 結論 |
|---|---|
| オンライン受講できるか | できる。養成講座は「通学」か「オンライン(リアルタイム)」かを選べ、オンライン専用の平日午前・午後・夜間クラスがある |
| 紛らわしい点 | 別商品の「ライブ通信講座」は録画映像+スクーリング会場への通学がセット。名前に反してオンライン完結ではない |
| 選び方の軸 | 「決まった曜日・時間に画面の前に座れるか」「実技演習を画面越しで行うことに納得できるか」の2点 |
リカレントのオンライン受講には「2種類」ある
まず、リカレントの受講形式を正しく分けて理解するところから始めます。ここを混同したまま比較すると、費用も学び方も噛み合わなくなります。
- 養成講座本体は「通学」と「オンライン(リアルタイム)」を選べる
- それとは別に「ライブ通信講座」という商品があり、こちらは録画映像+通学のハイブリッド
- 名前は「通信」だが、オンラインで完結する講座ではない
| 項目 | ① キャリアコンサルタント養成講座(オンラインクラス) | ② キャリアコンサルタント養成ライブ通信講座 |
|---|---|---|
| 講義の受け方 | 決まった日時にオンラインでリアルタイム受講(通学クラスと同じ授業) | 東京の教室で行われた講義を録画した映像を、自分の都合のよい時間に視聴 |
| 通学の要否 | 不要(オンラインクラスを選んだ場合) | 必要。カウンセリングの実践スキルの授業は全国のスクーリング会場で受講 |
| スクーリング会場 | — | 札幌・仙台・大宮・横浜・名古屋・大阪・福岡など |
| 時間の拘束 | クラスの曜日・時間に拘束される | 映像視聴は自由。スクーリング日は拘束される |
| 費用(税込・公式サイト掲載額) | 受講料437,800円+入会金33,000円+教材費28,600円=499,400円 | 受講料360,800円+入会金22,000円+教材費15,400円=398,200円 |
| 給付金 | 専門実践教育訓練給付制度の指定講座 | 専門実践教育訓練給付制度の指定講座 |
※金額は公式サイトに掲載されている税込価格です。申込時期・キャンペーンで変動する場合があるため、最終的な金額は資料請求または説明会で確認してください。
「オンラインで完結させたい」人が選ぶべきなのは①です。②のライブ通信講座は、映像で講義を消化できる自由度と引き換えに、実技部分の通学が確定します。約10万円の価格差はこの設計の違いによるもので、単純な上位・下位の関係ではありません。
① オンラインクラス(リアルタイム受講)の中身
リカレントの養成講座は、厚生労働大臣が定める150時間のカリキュラムを講師から直接学ぶスタイルを取っています。オンラインクラスは、この授業をそのままオンラインで受ける形です。
- 通学クラスと同じカリキュラム・同じ講師陣の授業を受ける
- 平日午前・午後クラスに加え、夜間に開講するクラスもある
- 修了後に得られる受験資格は通学クラスと同じ
働きながら資格取得を目指す人にとって、夜間クラスがオンラインで用意されている点は現実的な意味があります。教室まで移動する時間が不要になるぶん、就業後に受講する場合のハードルが下がるためです。地方在住で近くに養成講座の校舎がない人にとっても、選択肢が一気に広がります。近くの教室の有無を先に確認しておきたい場合は、全国の教室・校舎所在地をまとめた記事も参考にしてください。
講師体制は、最上位資格であるキャリアコンサルティング技能士の保有者24名を含む総勢108名。スクール別の年間合格者数で3年連続1位(1,936名/広告主公表値)という数字も、リカレント自身が公表しています(第三者機関による検証値ではなく、スクール側の発表値です)。オンラインクラスを選んだからといって、この体制の外に置かれるわけではありません。
なお、講座の評判や卒業生の声については別記事で詳しく検証しています。
② 「ライブ通信講座」は通信講座ではあるが、通学が必要
こちらは名前で誤解されやすいコースなので、単独で整理しておきます。
- 講義パートは、東京の教室の授業をまるごと録画した映像で受講する
- スマートフォンでの視聴や、週末にまとめて進める学習も想定されている
- 一方で、カウンセリングの実践スキルを身につける授業は、全国のスクーリング会場に通学して受ける
つまり、知識のインプットはオンライン、実技の練習は対面という切り分けです。ロールプレイングを対面でやりたい、でも講義のために毎週決まった時間を空けるのは難しい——という人には合理的な設計と言えます。
逆に言えば、「通信講座と書いてあるから在宅で完結する」と考えて申し込むと、スクーリング日程の確保が後から重くのしかかります。近くにスクーリング会場があるか、その日程で休みを取れるかを、申し込み前に必ず確認してください。
通学クラスとオンラインクラスの違いを5つの軸で比較
「同じ授業をオンラインで受けるだけ」と言っても、実際の体験は少し変わります。判断に効く5つの軸で並べます。
| 比較軸 | 通学クラス | オンラインクラス |
|---|---|---|
| カリキュラム・講師 | 150時間の全課程を教室で受講 | 同じ150時間の授業をリアルタイムで受講 |
| 移動時間 | 校舎までの往復時間が毎回発生する | ゼロ。開始直前まで別のことができる |
| 時間の拘束 | クラスの曜日・時間に拘束される | 同じく拘束される(自由な時間に見る形式ではない) |
| 実技演習(ロールプレイ) | 対面で相手の様子を直接観察できる | 画面越し。カメラ・マイク・静かな環境が必要 |
| 受講者同士のつながり | 休憩時間や前後の雑談が生まれやすい | 意識的に動かないと関係が広がりにくい |
ここで見落とされがちなのが、オンラインでも「時間の自由」は手に入らないという点です。オンラインクラスはリアルタイム受講なので、拘束される時間の長さ自体は通学と変わりません。減るのは移動時間であって、学習時間ではありません。
「自分のペースで、好きな時間に進めたい」という動機でオンラインを探している場合、期待と実態がずれる可能性があります。その場合は前述のライブ通信講座か、後述する別のスクールの設計のほうが近いかもしれません。
もう一つ、実技演習の環境は事前に確認しておくべきポイントです。キャリアコンサルタント試験の実技(面接)は、相談者役との対話を評価される試験です。オンラインでの練習が試験本番の形式とどう違うのかは、説明会で直接質問しておくと安心できます。
オンライン受講が向いている人・向いていない人
| 向いている人 | 向いていない人 | |
|---|---|---|
| 環境 | 自宅に集中できる部屋があり、通信環境が安定している | 家族の生活音が入る、通信が不安定 |
| 生活 | 決まった曜日・時間は空けられるが、移動時間は削りたい | 時間帯が読めない働き方をしている |
| 学び方 | 画面越しの演習でも集中を保てる | 対面でないと緊張感が保てない・雑談から学ぶタイプ |
| 立地 | 近くに校舎がない、通学に片道1時間以上かかる | 職場や自宅の近くに校舎がある |
特に「自宅に集中できる空間があるか」は軽視されがちですが、ロールプレイングでは相談者役として自分の話をする場面もあります。家族に聞かれたくない内容を扱う可能性を考えると、環境の確保は受講前に検討しておく価値があります。
メリット・デメリットの全体像は、以下の記事で講座そのものの評価軸として整理しています。
「オンライン中心で進めたい」なら日本マンパワーも比較対象になる
ここまで見てきたとおり、リカレントのオンラインクラスは「移動をなくす」ことには強い一方、「自分のペースで進める」ことには対応していません。学習の進め方そのものを在宅寄りに設計したい場合、比較対象として挙がるのが日本マンパワーの養成講座です。
- 通信教育(eラーニング)とスクーリングの2部構成で、両方の受講・修了が必要
- スクーリングは通学・オンラインのどちらの形式も用意されており、両者を行き来することもできる
- 一般受講料は396,000円(税込)
日本マンパワーは1999年に株式会社として日本で初めてキャリアカウンセラー養成講座を事業化した会社で、累計受講者は約5万名。国家資格と並行して民間資格のCDAを目指せる点も、リカレントにはない特徴です。
| 比較軸 | リカレント(オンラインクラス) | 日本マンパワー |
|---|---|---|
| 知識のインプット | 決まった日時のリアルタイム授業 | eラーニングで自分のペースで学習 |
| 実技演習 | オンラインクラス内で実施 | スクーリング(通学・オンラインを選択でき、行き来も可能) |
| 受講料(税込) | 499,400円(入会金・教材費込み) | 396,000円 |
| 給付金 | 専門実践教育訓練給付制度の指定講座 | 専門実践教育訓練給付制度の対象 |
| 割引 | 紹介割引などの制度あり | 無料説明会の参加者限定で受講料11,000円引きのクーポンあり(配布条件は要確認) |
ただし注意点があります。**「すべてオンラインだけで修了できるか」は、申し込む時期に開講しているクラスと日程に左右されます。**日本マンパワーの公式サイトでも、通学とオンラインを選べること・両方を行き来できることは明記されていますが、全課程をオンラインだけで完結できると断言されているわけではありません。
自分が受講したい時期に、オンラインのスクーリング枠がどれだけ確保されているのか。ここは公表情報だけでは判断できないため、資料を取り寄せて開講スケジュールを直接確かめるのが確実です。
2校を費用・学習スタイル・受験団体の観点でより詳しく比べたい場合は、以下の記事にまとめています。
申し込み前に確認しておきたい4つのこと
オンライン受講を選ぶ場合、パンフレットの表面だけでは判断できない項目がいくつかあります。資料請求や説明会の場で確認しておくと、受講開始後のギャップを減らせます。
- 自分が希望する時期に、オンラインクラスが開講しているか——平日午前・午後・夜間のうち、どの枠が実際に動いているかは時期によって変わります
- 途中で通学クラスとオンラインクラスを切り替えられるか——生活が変わったときの選択肢を確保できるかどうかは、修了までの完走率に直結します
- 必要な機材・通信環境の条件——カメラやマイクの要件、推奨される回線などを事前に確認します
- 教育訓練給付制度の受給資格を自分が満たしているか——専門実践教育訓練給付制度を使えば受講費用の一部(最大80%、目安で約39万円)が支給されるケースがありますが、これは対象講座であることに加え、本人の雇用保険の加入期間などの受給要件をすべて満たす場合に限られます。誰でも自動的に支給されるものではないため、ハローワークでの確認が必要です
給付制度そのものの仕組み(対象区分・支給のタイミング・申請手続き)は、以下の記事で解説しています。
よくある質問
Q. オンラインで受講しても、国家資格の受験資格は同じですか?
はい。厚生労働大臣が認定する養成講習を修了すれば受験資格が得られる仕組みで、これは受講形式によって変わりません。オンラインクラスでも通学クラスでも、所定の課程を修了すれば同じ受験資格を得られます。
Q2. リカレントの「ライブ通信講座」なら、家から一歩も出ずに修了できますか?
できません。ライブ通信講座は講義パートを録画映像で受講する形式ですが、カウンセリングの実践スキルを学ぶ授業は全国のスクーリング会場に通学して受けます。名前に「通信」とあるため誤解されやすい部分なので、申し込み前にスクーリングの会場と日程を必ず確認してください。
Q3. オンライン受講だと実技試験に不利になりませんか?
受講形式が試験の合否を直接左右するわけではありませんが、実技(面接)試験は相談者役との対話を評価される試験のため、練習環境の違いは体感として現れることがあります。気になる場合は、オンラインクラスでのロールプレイングの進め方や、試験直前期の対策がどう行われるのかを説明会で具体的に質問しておくとよいでしょう。
Q4. オンラインクラスでも教育訓練給付制度は使えますか?
リカレントの養成講座・ライブ通信講座はいずれも専門実践教育訓練給付制度の指定講座です。ただし支給を受けられるかどうかは、本人の雇用保険の加入期間などの受給要件を満たすかによって決まります。自分が対象になるかは、ハローワークで事前に確認してください。
Q5. オンラインと通学、費用は変わりますか?
公式サイトに掲載されている養成講座の受講料は、通学とオンラインで分けて表示されているわけではありません(受講料437,800円・入会金33,000円・教材費28,600円、いずれも税込)。一方、ライブ通信講座は別体系で合計398,200円(税込)です。申込時期やキャンペーンで変動する可能性があるため、最新の金額は資料請求で確認するのが確実です。
まとめ
リカレントのキャリアコンサルタント養成講座は、オンラインで受講できます。教室に通うかオンラインでリアルタイムに学ぶかを選べ、平日午前・午後に加えて夜間クラスも用意されているため、働きながら・地方在住でも受講しやすい設計です。カリキュラムも講師陣も、通学クラスと同じものを受けられます。
一方で、押さえておきたい注意点が2つあります。1つは、「ライブ通信講座」は録画映像+スクーリング会場への通学というハイブリッド型で、オンライン完結ではないこと。もう1つは、オンラインクラスもリアルタイム受講なので、減るのは移動時間であって、時間の自由が手に入るわけではないことです。
「決まった時間に画面の前に座れるか」——ここがイエスならリカレントのオンラインクラスは有力な選択肢です。もし「自分のペースで知識を入れて、演習だけ日程を決めて集中したい」という進め方を望むなら、eラーニング+スクーリング型の日本マンパワーも並べて比較する価値があります。
どちらの場合も、実際の判断材料になるのは自分が受講したい時期の開講スケジュールと、給付金の受給資格です。この2つは公表情報だけでは確定しないため、まずは資料を取り寄せて、自分の条件に当てはめて確認するところから始めてください。




