目次
- この記事でわかること
- 【前提】「マンパワー」で検索した人が最初に切り分けるべきこと
- 2校の基本スペックを一枚で比較する
- 費用:額面では11万円差、給付金を満額使える人ではほぼ同額になる
- 額面の差はどこから生まれているか
- 給付金が適用されると差はほぼ消える
- 学習スタイル:ここが2校の最大の分かれ目
- 判断のポイントは「強制力が必要かどうか」
- 受験団体(JCDA/CCC)との関係も比較の対象になる
- 実績とサポート:数字の「出どころ」を見比べる
- 「合格率81.3%」の扱いには注意が必要
- サポート制度はカバーする範囲が違う
- どちらを選ぶべきか:5つの質問で判断する
- 迷ったら「両方の説明会に出る」のが最短ルート
- よくある質問
- Q. 日本マンパワーとリカレント、結局どちらが安いですか?
- Q. 給付金を使えば必ず8割戻ってきますか?
- Q. 働きながらでも修了できますか?
- Q. 「マンパワー」で検索すると人材派遣の会社も出てきますが、同じ会社ですか?
- Q. 日本マンパワーの「合格率81.3%」は信用できますか?
- Q. CDA(民間資格)は取ったほうがいいですか?
- Q. 説明会に参加すると申し込まなければいけませんか?
- まとめ
本記事はPR・広告を含みます。当サイトで紹介する内容の一部は、成果報酬が発生する広告提携に基づいています。
キャリアコンサルタントの養成講座を調べていくと、最終的に日本マンパワーとリカレントの2校で迷う人が少なくありません。どちらも歴史が長く、専門実践教育訓練給付制度の対象で、通学・オンラインの両方に対応しているためです。
結論から言うと、この2校を「費用」で選ぼうとすると判断を誤ります。額面では11万円前後の差がありますが、給付金が満額適用される条件を満たす人であれば、公表されている自己負担額はどちらも8万円前後でほぼ並びます。差額は、給付金を使えるかどうかで11万円にも数千円にもなる、不安定な比較軸なのです。
では何で選ぶのか。実際に受講後の満足度を分けるのは、学習スタイルの設計思想の違いです。リカレントは150時間の全課程を講師から直接学ぶ「通学型」、日本マンパワーは通信教育で知識を入れてスクーリングで演習する「ハイブリッド型」で、必要な時間の作り方がまったく違います。加えて、日本マンパワーには民間資格CDAを同時に狙えるという構造上、実技試験の受験団体選びとも連動します。
この記事では、この2校を費用・学習スタイル・受験団体・実績の4軸で1対1に並べ、「自分はどちらの前提に当てはまるのか」を判断できる形に整理しました。
この記事でわかること
| 項目 | 結論 |
|---|---|
| 費用 | 額面はリカレント約50万円前後/日本マンパワー396,000円(説明会参加で385,000円)。ただし給付金が満額適用された場合の自己負担はどちらも8万円前後で、ほぼ差がなくなる |
| 最大の違い | 学習スタイル。リカレントは150時間を全課程通学(またはフルオンライン)、日本マンパワーは通信教育+スクーリングのハイブリッド。確保すべき時間の形が違う |
| 選び方の軸 | 「まとまった通学時間を確保できるか」「実技の受験団体をJCDAにする可能性があるか」「合格実績と老舗の実績、どちらを信頼材料にするか」の3点 |
【前提】「マンパワー」で検索した人が最初に切り分けるべきこと
「マンパワー キャリアコンサルタント」で検索すると、まったく別の2社の情報が混在して表示されます。ここを取り違えたまま読み進めると、時間を無駄にします。
| 社名 | 事業内容 | キャリアコンサルタントとの関係 |
|---|---|---|
| 株式会社日本マンパワー | 企業向けキャリア研修・資格講座 | キャリアコンサルタント養成講座を開講している(この記事で扱うのはこちら) |
| マンパワーグループ株式会社 | 人材派遣・人材紹介(外資系) | 派遣登録者へのキャリア相談は行うが、養成講座は開講していない |
名前は似ていますが資本関係のない別会社です。**資格を取るための講座を探しているなら、見るべきは「日本マンパワー」**のほうです。以降、この記事で「日本マンパワー」と書いている箇所はすべて株式会社日本マンパワーを指します。
2校の基本スペックを一枚で比較する
- 運営実績の長さは日本マンパワーが上、キャリアコンサルタント養成に絞った合格実績はリカレントが公表している
- 学習スタイルは「通信+スクーリング」と「全課程通学/フルオンライン」で根本的に異なる
- 給付金の対象講座である点、オンライン受講に対応している点は共通
まず全体像を並べます。細かい論点は次章以降で1つずつ掘り下げます。
| 比較項目 | リカレント | 日本マンパワー |
|---|---|---|
| 運営 | 社会人スクールとして40年、キャリアコンサルタント養成23年(広告主公表値) | 1967年からキャリアビジネスを展開。1999年に株式会社として日本で初めてキャリアカウンセラー養成講座を事業化 |
| 累計実績 | スクール別年間合格者数3年連続1位(1,936名/広告主公表値)を公表 | 養成講座の累計受講者は約5万名 |
| 受講料(税込) | 受講料本体 約44万円前後+入会金約3万円前後+教材費約3万円前後=約50万円前後 | 396,000円(説明会参加特典割引で385,000円、学生割引で341,000円) |
| 給付金 | 専門実践教育訓練給付制度の対象。要件を満たす場合の自己負担は約99,880円 | 専門実践教育訓練給付制度の対象。公式案内では受講料の最大80%(約31万円・諸条件あり) |
| 学習スタイル | 厚生労働大臣が定める150時間の全カリキュラムを講師から直接学ぶ通学スタイル。フルオンラインも選択可 | 通信教育(自宅学習)+スクーリング(対面/オンライン)のハイブリッド |
| 開講 | 平日午前・午後・夜間、土曜、日曜コース | 全国20か所以上+オンライン。どのクラスへも無料で振替受講が可能 |
| 講師体制 | 総勢108名(最上位資格のキャリアコンサルティング技能士24名を含む) | 常駐講師に質問できるオンライン自習室を定期開催 |
| 特徴的な制度 | 合格保証制度、無料模擬試験、AI搭載オンラインドリル、就職サポート | 民間資格CDAとのダブルライセンス取得が可能、受講前の入学式、修了後の試験対策教材 |
※金額・日程は開講回や時期によって変動します。最新の情報は必ず各校の公式資料でご確認ください。給付金は対象講座であることに加え、本人の雇用保険加入期間などの受給要件を満たす必要があります。
費用:額面では11万円差、給付金を満額使える人ではほぼ同額になる
- 額面の差は約11万円だが、その内訳は「入会金・教材費が別立てかどうか」の違いが大きい
- 給付金が満額適用された場合、各校が公表する自己負担額はどちらも8万円前後
- 費用を決め手にできるのは「給付金の受給要件を満たさない人」だけ
多くの比較記事は額面だけを並べて「日本マンパワーのほうが安い」と結論づけます。しかし、この2校の費用は給付金を使えるかどうかで評価が逆転するほど構造が違います。順を追って見ていきます。
額面の差はどこから生まれているか
| 費目 | リカレント | 日本マンパワー |
|---|---|---|
| 受講料本体 | 約44万円前後 | 396,000円(説明会参加特典割引で385,000円) |
| 入会金 | 約3万円前後 | 公表されている受講料に含まれる |
| 教材費 | 約3万円前後 | 公表されている受講料に含まれる |
| 額面合計 | 約50万円前後 | 396,000円(割引適用時385,000円) |
受講料本体だけを見れば、両校とも40万円前後で大きな差はありません。額面の差を生んでいるのは、リカレント側で入会金・教材費が別立てになっている点です。逆に言えば、日本マンパワーを検討する際は「公表されている396,000円のほかに入会金・教材費が発生しないか」を必ず確認しておくべきで、ここは資料や説明会で潰しておきたい論点です。
日本マンパワー側の割引区分ごとの額面と、給付金の支給段階別の自己負担額をさらに細かく試算した表は、次の記事にまとめています。
給付金が適用されると差はほぼ消える
両校とも専門実践教育訓練給付制度の対象講座です。受給要件を満たした場合に各校が公表している自己負担額は次のとおりです。
| 項目 | リカレント | 日本マンパワー |
|---|---|---|
| 給付適用前(額面) | 約50万円前後 | 396,000円(385,000円) |
| 給付が満額適用された場合の自己負担 | 約99,880円 | 約79,200円 |
11万円あった差が、数百円レベルまで縮まります。 これが「費用で選ぶと判断を誤る」と書いた理由です。ただし、この自己負担額は受講料に対する給付を前提とした数字であり、給付の対象外となる費目が別途発生する場合があります。
そして最も重要な注意点として、この「最大80%」は誰でも受け取れるものではありません。次の2つを両方満たしてはじめて成立します。
| 前提 | 内容 |
|---|---|
| 講座側の条件 | 受講する講座が専門実践教育訓練の指定講座であること(両校とも対象) |
| 本人側の条件 | 雇用保険の被保険者期間など、ハローワークが定める受給資格を満たしていること |
さらに支給は受講後の申請によって段階的に行われ、資格取得や就業継続といった追加条件を満たすことで上乗せされる部分が含まれます。「申し込めば自動的に8割戻る」という理解は誤りです。自分が受給要件に該当するかどうかは、講座を決める前にハローワークで確認してください。制度の詳細はキャリアコンサルタントの教育訓練給付制度とは?対象区分・支給額・申請手続きをわかりやすく解説にまとめています。
つまり、費用が決め手になるのは「給付金の受給要件を満たさない人」だけです。その場合は約11万円の差が実際の負担差になるため、日本マンパワーが有利になります。受給要件を満たす人は、費用差をいったん脇に置いて、次章以降の学習スタイルで判断したほうが後悔しません。
なお、日本マンパワーの説明会参加特典割引(11,000円引き)は、無料の講座説明会に参加するだけで適用されます。少しでも受講の可能性があるなら、参加しないまま申し込むのは金額面で単純に損です。
学習スタイル:ここが2校の最大の分かれ目
- リカレントは150時間の全カリキュラムを講師から直接学ぶ通学型(フルオンラインも選択可)
- 日本マンパワーは通信教育で知識を入れ、スクーリングで演習するハイブリッド型
- 「まとまった通学時間を確保できるか」が、事実上の判断基準になる
費用が横並びになるとすれば、次に見るべきは学習の設計思想です。ここは好みではなく、生活スタイルとの相性の問題なので、ごまかしが効きません。
| 観点 | リカレント(全課程通学型) | 日本マンパワー(通信+スクーリング型) |
|---|---|---|
| 知識のインプット | 講師の講義として教室(またはオンライン)で受ける | 通信教育の教材で自宅学習する |
| 演習・ロールプレイ | 通学クラスの中で継続的に行う | スクーリングの日程に集中して行う |
| 拘束される時間の形 | 決まった曜日・時間帯にまとまって拘束される | 自宅学習は自分のペース、スクーリング日は拘束される |
| スケジュールが崩れたとき | コース設定(平日午前・午後・夜間・土日)で選び直す前提 | 全国どのクラスへも無料で振替受講できる |
| 向いている人 | 強制力のある環境で最後まで走り切りたい人 | 自宅学習を自力で進められ、通学日は絞りたい人 |
判断のポイントは「強制力が必要かどうか」
この2つのスタイルは、優劣ではなく前提の違いです。
リカレントの全課程通学型は、150時間分の学習を講師の目の前でこなす設計なので、自分で学習計画を管理する負担がほとんどありません。裏を返せば、決まった時間に教室(またはオンライン教室)にいることが前提になるため、勤務時間が読めない仕事の人には負担になります。
日本マンパワーの通信+スクーリング型は、知識のインプットを自宅で済ませられるぶん、通学が必要な日数を圧縮できます。ただし、通信教育部分を自力で終わらせられないと、スクーリングで置いていかれる構造でもあります。「教材が届いたのに手をつけていない」状態になりやすい人には向きません。
その代わり、日本マンパワーには全国20か所以上のどのクラスへも無料で振替受講できるという強い仕組みがあります。出張や繁忙期でスクーリングを1回落としても、別会場・別日程で回収できるため、予定が読めない働き方をしている人にとっては現実的な保険になります。なお、通学日をどこまで減らせるか・オンライン受講だけで修了できるかという観点で主要校を横並びに見たい場合は、オンラインだけで修了できる?主要8校のオンライン対応比較も参考になります。
受験団体(JCDA/CCC)との関係も比較の対象になる
キャリアコンサルタント試験は、学科は共通ですが、実技(論述・面接)は日本キャリア開発協会(JCDA)とキャリアコンサルティング協議会(CCC)のどちらかを選んで出願します。どちらで合格しても国家資格としての価値は同じですが、出題形式や評価の観点には団体ごとの特徴があるとされています。
ここで2校の位置づけが分かれます。
| 項目 | リカレント | 日本マンパワー |
|---|---|---|
| 受験団体との関係 | JCDA・CCCいずれの出題傾向にも対応できるよう演習が組まれている | 民間資格CDAを同時に取得する場合、実技はJCDA受験が前提になる |
| ダブルライセンス | 国家資格に集中する設計 | 国家資格+民間資格CDA(会員数22,000名規模の団体)を同時に狙える |
| 追加で発生する費用 | — | CDAを取得・維持する場合、JCDA年会費8,000円/年が毎年かかる |
CDAは日本マンパワーの明確な差別化要素ですが、「取れるなら取ったほうがいい」と単純に判断するものではありません。年会費が毎年発生する一方で、資格を持てば仕事が得られると保証されるものでもないためです。CDAまで取りにいくのか、国家資格だけで十分なのかを先に決めておくと、講座選びも受験団体選びも自動的に絞れます。
団体ごとの出題傾向の違いと選び方は、キャリアコンサルタント試験はJCDAとCCCどっちで受験すべき?違いを徹底比較で詳しく整理しています。
実績とサポート:数字の「出どころ」を見比べる
- リカレントは合格者数、日本マンパワーは事業年数と累計受講者数を実績として公表している
- 日本マンパワーの「合格率81.3%」は、当サイトで調べた範囲では一次情報として確認できなかった
- サポート制度は「合格まで」と「受講中の続けやすさ」でカバー範囲が違う
実績は各社が出している数字の種類が違うため、そのままでは比較になりません。何を根拠にしているのかを分けて見る必要があります。
| 実績の種類 | リカレント | 日本マンパワー |
|---|---|---|
| 合格実績 | スクール別年間合格者数3年連続1位(1,936名/広告主公表値)を公表 | 公式の一次情報としては未確認(後述) |
| 事業実績 | 社会人スクール40年/キャリアコンサルタント養成23年(広告主公表値) | 1967年からキャリアビジネスを展開、養成講座の累計受講者は約5万名 |
| 講師体制 | 総勢108名(キャリアコンサルティング技能士24名を含む) | 常駐講師に質問できるオンライン自習室を定期開催 |
「合格率81.3%」の扱いには注意が必要
日本マンパワーを紹介する記事では「合格率81.3%」という数字が頻繁に引用されています。ただし、当サイトで確認した範囲では、この数字を公式の一次情報として特定することはできませんでした。何年度の、どの試験区分の、どの母集団に対する数字なのかが示されていないため、他校の数字と単純に並べて比較できる性質のものではありません。
一方でリカレントが公表している「スクール別年間合格者数」は、合格「率」ではなく合格「者数」です。受講者数が多ければ人数も増えるため、こちらも率の高さを直接示すものではない点は同じように割り引いて見る必要があります。
つまり、どちらの数字も「その学校を選べば合格しやすい」ことの証明にはなりません。数字は判断材料の1つにとどめ、実際の講座内容との相性で判断するほうが確実です。この論点は下記の記事でさらに詳しく検証しています。
サポート制度はカバーする範囲が違う
| サポートの目的 | リカレント | 日本マンパワー |
|---|---|---|
| 試験に受かるまで | 合格保証制度、無料模擬試験、AI搭載オンラインドリル | 修了後の試験対策教材 |
| 受講を続けるため | 平日午前〜日曜まで幅広いコース設定 | 全国どのクラスへも無料振替、オンライン自習室、受講前の入学式 |
| 資格取得後 | 受講中〜卒業後まで使える無料の個別キャリアカウンセリング等の就職サポート | CDA取得によるJCDAコミュニティへの参加 |
リカレントは「合格させるための仕組み」、日本マンパワーは「途中で脱落させないための仕組み」に厚みがある、という整理ができます。なお、リカレントの合格保証制度は無条件で合格を約束するものではなく、出席率80%以上などの条件を満たす必要があります。制度名だけで判断せず、適用条件を必ず確認してください。
どちらを選ぶべきか:5つの質問で判断する
ここまでの比較を、意思決定に使える形にまとめます。上から順に答えていくと、自分に合うほうが絞れます。
| 質問 | Yesなら | Noなら |
|---|---|---|
| 1. ハローワークで給付金の受給要件を満たすと確認できた? | 費用差はほぼ消えるので、質問2以降で判断 | 額面11万円前後の差が実負担差になる。日本マンパワーが有利 |
| 2. 決まった曜日・時間に通学(またはオンライン受講)する時間を確保できる? | リカレント(全課程通学型)が合う | 日本マンパワー(通信+スクーリング型)が合う |
| 3. 自宅学習を自力で計画通りに進められる自信がある? | 日本マンパワーの通信部分を活かせる | リカレントの強制力がある環境のほうが安全 |
| 4. 民間資格CDAまで取得したい/実技はJCDAで受験するつもり? | 日本マンパワーのダブルライセンス設計が噛み合う | どちらでも可。リカレントは団体を問わず対応 |
| 5. 仕事の繁忙期や出張で予定が崩れる可能性が高い? | 日本マンパワーの全国無料振替が保険になる | リカレントのコース選択で吸収できる |
Yesが2・3に集まった人はリカレント、4・5に集まった人は日本マンパワーが素直な選択です。1がNo(給付金を使えない)の場合は、費用差が明確な負担差になるため、日本マンパワーを軸に検討するのが現実的です。
なお、この2校以外も含めて相場感を確認したい場合は、主要10校を横並びにした比較記事もあわせて参考にしてください。ヒューマンアカデミーを候補に加えている場合は、日本マンパワー vs ヒューマンアカデミー|キャリアコンサルタント養成講座を費用・受講形式・合格率で徹底比較で日本マンパワー視点の1対1比較も確認できます。
迷ったら「両方の説明会に出る」のが最短ルート
比較記事を何本読んでも決まらない最大の理由は、判断に必要な情報の一部が、自分の状況を伝えないと分からない性質のものだからです。具体的には次の3点です。
| 資料だけでは判断できないこと | なぜ個別に確認が必要か |
|---|---|
| 自分が給付金の受給要件に該当するか | 雇用保険の加入期間など個人の状況で変わり、一般論では判断できない |
| 受けたい日程・会場に空きがあるか | 開講回とクラスによって埋まり方が異なり、日程表だけでは把握しにくい |
| 繁忙期と重なったときに実際に回せるか | 制度として振替や振替受講が可能なことと、自分の予定で回せるかは別問題 |
どちらの説明会も参加費は無料です。日本マンパワーの説明会には11,000円引きクーポンという直接的な特典があり、リカレントの説明会でも合格保証制度の適用条件やコース日程を具体的に確認できます。両方に参加しても金銭的なマイナスはなく、比較の精度だけが上がります。
説明会に出る前に、この記事の「5つの質問」の答えをメモしておくと、当日の質問が具体的になり、営業説明を聞くだけの時間になりません。特に給付金の受給要件は、自己負担額が30万円以上変わる可能性がある論点なので、必ずその場で確認してください。
各校の詳細は個別記事にまとめています。説明会の前に読んでおくと、確認すべき点が明確になります。
リカレント側の費用の内訳や給付金適用後の実質負担については、リカレントのキャリアコンサルタント養成講座の費用はいくら?受講料の内訳と給付金適用後の実質負担を解説で詳しく解説しています。リカレントの説明会の当日の流れや、勧誘の有無といったよくある不安については、リカレントの説明会は参加すべき?当日の流れ・よくある不安を解説にまとめています。リカレント単体の受講者の声やカリキュラム、実績の読み方まで確認したい場合は、リカレントの総合レビューも参考にしてください。
受講料と開講日程は開講回ごとに更新されるため、比較の材料は最新のものを手元に置いておくのが確実です。
よくある質問
Q. 日本マンパワーとリカレント、結局どちらが安いですか?
額面ではリカレントが約50万円前後(入会金・教材費込み)、日本マンパワーが396,000円(説明会参加特典割引で385,000円)で、日本マンパワーのほうが11万円前後安くなります。ただし専門実践教育訓練給付制度の受給要件を満たす場合、各校が公表している自己負担額はリカレントが約99,880円、日本マンパワーが約79,200円となり、差は約2万円まで縮まります。額面では11万円前後あった差が、給付金の適用でおよそ5分の1になる計算です。
Q. 給付金を使えば必ず8割戻ってきますか?
いいえ。受講する講座が専門実践教育訓練の指定講座であることに加えて、本人が雇用保険の被保険者期間などの受給資格を満たす必要があります。また支給は受講後の申請によって段階的に行われ、資格取得や就業継続といった追加条件を満たすことで上乗せされる部分が含まれるため、修了しただけで満額が支給されるわけではありません。必ず事前にハローワークで確認してください。
Q. 働きながらでも修了できますか?
どちらも働きながらの受講を想定した設計になっています。リカレントは平日午前・午後・夜間、土曜、日曜のコース設定があり、フルオンラインも選べます。日本マンパワーは通信教育で知識を入れ、スクーリングは全国20か所以上とオンラインで開催され、どのクラスへも無料で振替受講が可能です。ただし、どちらも一定の学習時間が必要である点は変わりません。
Q. 「マンパワー」で検索すると人材派遣の会社も出てきますが、同じ会社ですか?
別会社です。キャリアコンサルタント養成講座を開講しているのは株式会社日本マンパワーで、人材派遣・人材紹介を行うマンパワーグループ株式会社とは資本関係がありません。講座を探している場合は「日本マンパワー」のほうを確認してください。
Q. 日本マンパワーの「合格率81.3%」は信用できますか?
当サイトで調べた範囲では、この数字を公式の一次情報として確認することはできませんでした。何年度・どの試験区分・どの母集団に対する数字なのかが示されていないため、他校の数値と単純に比較できるものではありません。判断材料の1つにとどめ、講座内容との相性で選ぶことをおすすめします。
Q. CDA(民間資格)は取ったほうがいいですか?
日本マンパワーの講座では国家資格と同時にCDAを狙えますが、取得・維持にはJCDAの年会費8,000円/年が毎年かかります。また、資格を取れば仕事が得られると保証されるものではありません。CDAのコミュニティや継続学習の機会に価値を感じるかどうかで判断するとよいでしょう。なお、CDAを狙う場合、実技試験はJCDAでの受験が前提になります。
Q. 説明会に参加すると申し込まなければいけませんか?
いいえ。どちらの説明会も参加費は無料で、参加したうえで見送る選択もできます。日本マンパワーの説明会では受講料11,000円引きのクーポンが配布されるため、少しでも受講の可能性があるなら参加しておくほうが金銭的にも有利です。
まとめ
日本マンパワーとリカレントは、どちらも専門実践教育訓練給付制度の対象で、オンライン受講にも対応した実績のある養成講座です。額面では日本マンパワーが11万円前後安く見えますが、給付金の受給要件を満たす人にとっては、公表されている自己負担額はどちらも8万円前後でほぼ並びます。費用は決め手になりにくい軸だと理解しておくことが、比較の出発点になります。
本当の分かれ目は学習スタイルです。リカレントは150時間の全カリキュラムを講師から直接学ぶ通学型で、学習計画の管理を講座側に預けられる代わりに、決まった時間の確保が前提になります。日本マンパワーは通信教育+スクーリングのハイブリッド型で、通学日数を圧縮できる代わりに、自宅学習を自力で進める必要があります。全国どのクラスへも無料で振替できる仕組みは、予定が読めない人にとって現実的な保険になります。
加えて、民間資格CDAまで狙うなら日本マンパワー、実技の受験団体を絞らずに進めたいならリカレント、という選び方もできます。記事中の「5つの質問」に答えてから、両校の無料説明会に参加し、給付金の受給要件と日程の空き状況を自分の状況に当てて確認してください。どちらも参加費は無料なので、両方見てから決めても失うものはありません。




